4020万画素対応レンズはすでに発売済み!フジフィルム40Mセンサー対応レンズは4本ある

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X-H2Sのハイスピード性能を引き出すレンズとして発表されたのが XF150-600mm F5.6-8 R LM OIS WRXF18-120mm F4 LM PZ WRという2本のレンズ。
いずれも幅広い焦点距離をカバーする高倍率ズームでレンズ交換なしに様々なシーンでの活躍が期待できる。
スピードを活かし、シャッターチャンスを逃さないと考えると、一本で幅広いシーンの撮影ができる高性能な高倍率ズームレンズはとても重要となるだろう。

では 9月に発表されたX-H2の高画質を引き出すレンズも同時に登場するのだろうか?

X-SUMMITでは、とても興味深い発表と共にX-H2に搭載される【X-Trans CMOS 5 HR】の高画質性能を引き出すレンズとして4本のレンズが紹介された。

この記事では、発表の内容を振り返りながらX-H2の高画質性能を引き出す4本のレンズを紹介したいと思う。

目次

X-H2/X-T5の高画質性能を引き出すレンズ

「XFレンズが組み合わさることで、代世代Xシステムは完成する」
「そのレンズは2021年から1本ずつ準備をしてきた」

そう言って紹介されたのが次の4本のレンズだ。

いずれのレンズも40Mセンサーと組み合わせることで、レンズの真価がフルに発揮されるという。

FUJIクマ

X-Trans CMOS4でも十分スゴイ描写力やったのに40Mセンサーはどんな世界になるんやろか?

XF18mm F1.4 R LM WR

広角レンズの豊かな情報量は、たしかに40Mセンサーと相性が良い。

改めてFUJIFILMのHPでこのレンズの情報を確認してみると、「高画素化を見据えた超解像性能を実現する」と書かれている。

Xマウントレンズの中では比較的寄れるレンズであることから、開放F値1.4との組み合わせでボケの表現が楽しめるだけでなく、大口径/広角レンズとして夜景撮影などに使うのも魅力的だろう。

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製品名フジノンレンズ XF18mm F1.4 R LM WR
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発売日2021年5月27日

XF23mm F1.4 R LM WR

初期モデル【XF23mm F1.4 R(TYPE 1)】は、Xシリーズ発売当初からラインナップされてきたレンズの一つ。
そんな銘玉の後継機とも言えるレンズが、新モデル(TYPE 2)として40Mセンサーのために新設計された。

人の視野角に最も近いとされる標準的な画角に当たるレンズで、見たままの世界を切り出すことができる。
換算35mm(23mm)を使いこなしてこそ一人前とも言われることも少なくない。

防塵防滴性能も備え、一段と使いやすくなった新型23mm F1.4が40Mセンサーの高画質性能を引き出すレンズの2本目として紹介された

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製品名フジノンレンズ XF23mm F1.4 R LM WR
価格希望小売価格 : 134,100円(税込)
発売日2022年2月24日

XF33mm F1.4 R LM WR

「最も汎用的でベーシックな画角のレンズだからこそ最高の画質を」

そう言って紹介された3本目のレンズが XF33mm F1.4だ。

神レンズとして名高い35mm F1.4。
FUJIFILMユーザーなら一度は手にしたことがあるレンズだろう。

そんな35mm F1.4の40Mセンサー対応モデルが、XF33mm F1.4ということだ。

FUJIクマ

ワイも愛用するレンズの一つやで!

XFレンズの中核を担ってきたレンズの次世代モデルであり、これからのXFレンズを牽引する存在になっていくと思われる。

焦点距離が35mmから33mmとなったことで、より換算50mmに近い画角となった。
F1.4の大口径による浅い被写界深度は、豊かなボケを生み出し、被写体を引き立ててくれる。

いつでも持ち出しやすい大きさ、重さ、扱いやすさはそのままに、40Mセンサーに対応したレンズとして生まれ変わった33mm F1.4が40Mセンサー対応レンズの3本目となった。

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製品名フジノンレンズ XF33mm F1.4 R LM WR
価格希望小売価格 : 115,500円(税込)
発売日2021年9月29日

XF56mm F1.2 R WR

そして
最後に紹介されたレンズが、新開発のXF56mm F1.2 R WR。
XF56mm F1.2 TYPE 2とも言えるレンズが発表された。

TYPE 1は多くのFUJIFILMファンに愛されるレンズ。
ポートレートを中心に様々なシーンでFUJIFILMユーザーを虜にしてきた。
このレンズをアップデートするというのだから、おのずとファンの期待も高くなる。
開発はとてもタフな作業の連続だったと想像するのは容易いことだ。

X-SUMMITでは、次のようなトピックスで新しいXF56mm F1.2は紹介された。

XF56mm F1.2 R WR

ポートレートのマスターピース

40MPセンサーの解像力を活かすシャープネスの追求。
TYPE 1は11枚のレンズ構成だったのに対し、TYPE 2では13枚のレンズ構成にアップデートされた。
フォーカス位置が変わっても画質の変動が少なく、被写体が画角のどこにあっても理想的な描写を叶えるという。
枚数が増え、大きく重くなったレンズを駆動させるフォーカスユニットを新開発し、フォーカスユニットだけでTYPE 1の3倍の重さになっていると言うのだから驚きだ。

美しいボケの追求

シャープネスとは対をなす要素に当たるが、ボケについても追求されたレンズでありようだ。
シャープなだけでは写真として成立しないし、動画を撮るにしても退屈なものになってしまう。
インフォーカス(ピント面)とアウトフォーカス(ボケ)が一つの画角に共存してこそ、見せたいものを引き立たせるドラマチックな表現が可能になる。
開放からトップギアで発揮される描写と浅い被写界深度で、ピント面とボケの強烈なコントラストを楽しむことができるだろう。

最短撮影距離 50cm

TYPE 1と比べて20cmほど寄れるレンズになった。
「明るく寄れるレンズに意味(価値)がある」と紹介のあった新型 56mm F1.2の最短撮影距離は50cm。
被写体とレンズの距離が近いほど被写界深度は浅くなり、寄れるレンズになるほどシャープさとボケのコントラストが際立つ。
シャープさと美しいボケを追求したレンズだからこそ寄れることに価値が生まれるというわけだ。
これからのXFマウントレンズの中核をなすレンズになっていくことは間違いないだろう。

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発売日2022年9月29日
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【まとめ】フジフィルム 40Mセンサー対応レンズ

いかがだっただろうか?

カメラやレンズの開発は、発表の2年程度前から行われていると聞くことが多いが、最初に登場していた高画素対応レンズ XF18mm F1.4の開発は2019年にはスタートしたということになる。

この頃には、すでに40Mセンサーの構想は固まっていたということに他ならない。

X-Trans CMOS 4を搭載したX-T4の登場ですら2020年4月だ。
そう思うと、いつ頃から4020万画素のX-Trans CMOS 5 HRの企画はスタートしていたのだろうか?
発案から企画、開発にとてつもない時間が割かれたことは想像に容易だろう。

とはいえ、第5世代に入ったXシステムの登場は、ユーザーにとっても喜ばしいことに他ならない。

現在は、ダブルフラッグシップの2機種にしか搭載されていないが、今後はX-TシリーズはX-Sシリーズにも第5世代のセンサーとプロセッサーが搭載されてくるはずだ。
X-H2とX-H2Sの2機種は、プロユースを強く意識していることもあり。どうしても一般ユーザーにはオーバースペックと思われる部分は多い。
今後、X-TシリーズやX-Sシリーズにダウングレードされてくると、さらに扱いやすいスペックになることも予想できる。
早ければ、2022年末か2023年春には、X-T4の後継機(X-T5)が発表されるのではないかという噂もあり、今後のFUJIFILMからは目が離せない。

新しい情報が入ったらこのブログでも記事にしていこうと思う。

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この記事を書いた人

FUJIFILMを愛しFUJIFILMに愛されてないクマや。
たまに浮気もするんやけど、かんだでFUJIFILMに戻ってまう。
X-S10買うのは3回目やで。
うさんくさい関西弁やけど夢はFUJIFILMの先行レビューや!

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